ふくらはぎ(脹脛)の痙攣
症状と原因

ジョギングやスポーツの途中、突然ふくらはぎ(脹脛)が攣(つ)った経験をお持ちの方は多いと思います。また加齢とともに、寝ている夜中に突然足が攣ってしま方も多くなります。 直接的原因は下腿三頭筋、特にヒラメ筋が筋収縮を繰り返されると、これと拮抗関係にある筋を緩める機能が働かなくなって、一方的に収縮方向に傾き、筋拘縮という攣った状態になります。また加齢により反射神経が鈍ってくると、脹脛が攣りそうになった瞬間、反射神経によって拮抗筋である前脛骨筋(むこうずね)が収縮し、これを防ごうと働くのですが、この反射が一瞬遅れると脹脛が既に攣ってしまっているのです。 予防法はしょっちゅう脹脛(アキレス腱)を伸ばす運動をすることですが、寝ているときは足首が底屈(つま先が伸びる)しないよう横向きに寝るか、仰向けの場合、足底にタオルを丸めて置き、足首が布団の重みで伸ばされないようにする方法があります。

まなぶ鍼室のはり治療

脹脛の固くて押して痛い場所に鍼を入れます。鍼に電気を流して筋肉をゆっくり揺らしながら血流を促します。脹脛が固い人は凡そ前脛骨筋(向う脛)も張っていますのでこちらにも鍼を入れます。また膝関節を挟んで大腿四頭筋(太ももの全面)も連動して張っていますのでこちらにも鍼をいれます。

治療回数

1,2回の治療でかなり筋の血流が改善し、柔らかくなります。また自分でも固い場所を押す、揉むなど日に数回は実施したほうが効果が上がります。一方日常生活だけでも攣る場合は、それだけ筋が刺激に過剰に敏感になっています(閾値が下がっている)ので週一回、1か月(計4,5回)は鍼治療を継続すると慢性化した過敏さはかなり減ってきます。その間ご自身でのもみほぐしは継続して下さい。

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