へバーデン結節
症状と原因

指の第1関節(DIP関節)が変形し曲がってしまう原因不明の疾患です。指の第1関節(DIP関節:1番指先の関節)の背側にできる膨らみを指し、現在この指のふくらみは年齢に伴う変形性関節症と判明しています。1980年代の少し古いデータですが、へバーデン結節の発症率は全年齢平均で約30%だそうです。生涯3人に一人が発症することになります。 統計上男女差はないが、女性のほうが多く痛みを訴えるため、女性に多い疾患と認識されているようです。40歳台以上で発症が増えるため、痛みは女性ホルモンの影響が大きいのでは? とも考えられているようですが原因は不明です。 最近、奥野祐次医師が「へバーデン結節の痛みはモヤモヤけっかんが原因だった」を上梓しています。ご興味あればご参考まで。 発症する指は手の第2指から第5指の第一関節で手の甲側の間接端にちいさなコブ(粘性嚢腫)が現れます。安静時にも痛い、関節に力が入ると痛い、関節を曲げようとすると痛い、など日常生活にも支障をきたしますが、加齢とともに関節の変形だけが残り痛みは消失するケース多いようです。 ブシャール結節:手の第二関節にへバーデン結節とおなじよな症状が出てきますが、へバーデン結節より発症率は少ない。

まなぶ鍼室のはり治療

第一関節の甲側で関節より少し爪寄り部位い細い鍼を入れます。更に指と指の間4か所にも鍼を入れます。10-15分ほどそのままにした後、ゴマ粒ほどのお灸を関節の周りに据えます。特殊な紙を皮膚に張って、その上から据えますので火傷はしません。

治療回数

1回の治療で効果が実感できれば、週一回ベースで5-6回継続してもらい、更に効果が上がっているか評価します。1回目で効果がほとんど感じられない場合は、鍼の適用外でその後回数を増やしても大きな効果は期待できないと思います。

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