足首痛(捻挫)
症状と原因

足首の捻挫が圧倒的に多く、ほとんどが階段や歩道と車道の境、ゴルフ場でのでこぼこなど段差のあるところでふと足首を捻(ひね)って痛くなったものです。捻った直後からその脚に体重がかかると痛い、だんだん腫れてきた、その晩には捻挫した部分の皮膚が赤黒くなって内出血の跡が見られたりします。歩く時足底を着くと痛みが増すのでつま先立ちで歩くと多少なんとか歩けるというのも特徴です。足の関節を構成する骨どうしや足の骨と下腿の骨を固定するために数多くの靭帯(じんたい)と呼ばれるほとんど伸び縮みのしない繊維組織がとっさの過剰な力に耐えきれずその一部や全部が切れ同時に内出血をして関節の間に炎症物質が溜まってくるのが原因です。

まなぶ鍼室のはり治療

2週間以内に発症した急性の場合、大きく二つの方法に分けます。皮膚に熱感・腫れ・内出血の症状がある場合にはその炎症部分と正常皮膚の境目にそって周りに4-8本程浅く鍼をさします。またその部位と関係する足指の爪際と腹部もしくは顔面部にも鍼をさし20分程そのままにしておきます。 治療から一晩過ぎると、腫れや内出血がほとんど引いてきます。腫れはひいたが、歩くとまだ痛みがでる段階では指で押して痛い部分に細い鍼を数本刺します。刺した時一瞬歩いた時にでる、“痛っ!”という感じが再現されますが、この感覚がでると鍼を抜いた直後から痛みが軽減されている確立は高くなります。

治療回数

多くは1週間内で2,3回でほぼ通常に戻ります。尚、靭帯損傷の場合自然修復に大凡一ヶ月程度かかるとされています。痛みがなくなったからと言って完治したわけではありませんので、運動する場合などは、サポーターをする等足を捻らないよう十分に気をつける必要があります。

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