あなたの体質を東洋医学で見ると

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東洋医学では体質を大きく6つに分けています。

1.気虚 2.気滞 3.血虚 4.瘀血(おけつ) 5.腎虚(水虚) 6.水滞

体は五臓六腑と呼ばれる固定的な器官と、体中を巡る気・血・水(津液)から構成されます。

気血水が臓腑を動かしているおり、また臓腑が気血水を新たに生み出している関係にあります。

体質は先天的な臓腑の強さも関係しますが、後天的な気血水の影響が圧倒的に大きい(イメージでは2:8)。

上記で挙げた体質6タイプは気・血・水の3つにグループ化できる。

1.2.→気が少ないか、滞っている

3.4.→血が少ないか、滞っている(瘀とは血液が鬱血する意味、血滞といっても良いと思うが)

5.6.→水が少ない(腎は水を生成、コントロールする器官で虚するとその機能が弱くなり、水不足になる)か、水分が滞っている

ちなみに水は津と液(しん・えき)に分けられる。

津はさらさらして体表を潤す。汗・尿となって体外排出される。

液はねばねばして体内で骨・髄潤す。体表では目・鼻・口を潤し排出される。

気は鼻から吸う大気と食物から生み出される後天の精気と両親から受け継いだ先天の精気が合わさって生まれる。

水は食物から、血は気と水から生まれる。 

模式図  気(先天+後天の精)→水(食物+気)→血(水+気)

ではそれぞれどんな体の状態か?

1.気虚→ 倦怠・食欲不振・下痢・咳痰・動悸・腰がだるい

2.気滞→ 痛み・痺れ・浮腫・げっぷ

3.血虚→ 視力減退・眩暈(めまい)・手足に力ない・不眠

4.瘀血→ 手足の冷え・固定痛(いつも同じ場所が痛い)

5.腎虚→ 目、鼻、唇の乾燥・毛髪に艶がない・皮膚の張りがない・口渇(口の渇き)・便秘・浅い呼吸

6. 水滞→ 水腫・痰の絡み・心悸亢進・下痢・関節が曲げずらい

さてあなたはどれかにあてはまりますか? あるいは複数にまたがりますか?

はり・きゅう治療もこれらの症状を解消する方法として発展してきました。

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