花粉症の原因は本当に花粉か?

春一番が吹く始めた頃から患者さんの中にくしゃみ、鼻水など”花粉症症状が出始めた”と言われる方が1人2人現れ始めた。

えっ、もう花粉が飛んできたの? と疑心暗鬼でいたところ、ふと気が付いたことがある。 

花粉症の本当の原因は日差しが強くなってきた太陽光ではないだろうか? と。

太古の昔から花粉は飛んでいるのに、なんで20世紀後半になって急に人類の中に花粉症という病気が出てきたのか? 

環境の変化による人の免疫の過剰反応が指摘されているが、本当に正しいのか?

一方強い光を浴びると、日本人では25%の人々が鼻水やくしゃみが出る因子をもっているとの研究報告がある。

植物や動物が春の成長期や繁殖期を感じるのは冬至以降徐々に日差しが長く強くなって気温も上がり始める2,3月頃である。

人の場合も同じように光の強さが生体に影響を与えていると考えても不思議ではない。

花粉症はその名の通り花粉が原因だと思いすぎていないか。

鼻水・くしゃみが出るのは春や秋の光の強さの変化が体に及ぼす自然現象だと割り切ると、意外と症状が軽減するかもしれない。

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